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佐藤武尊 42
  • 2011.03.30 Wednesday
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み ‐ ぞ ‐ う【未曾有】

《「未(いま)だ曽(かつ)て有らず」の意》

1 今までに一度もなかったこと。また、非常に珍しいこと。希有(けう)。みぞうう。「―の大地震」

2 十二分経の一。仏・菩薩(ぼさつ)による奇跡を記した経典。

※goo辞書(国語辞典)より

http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn2/211988/m0u/%E6%9C%AA%E6%9B%BE%E6%9C%89/




この度、この「未曾有」という言葉をテレビやラジオで耳にします。

今回の東日本大震災においては、「今までに一度もなかったこと。また、非常に珍しいこと。」の両方の意味で使用されているものと考えられます。

私の親戚も福島県や茨城県大洗町に在住しておりますが、一族全員無事だったみたいです。


今回の「未曾有」の大津波や大地震で亡くなられた方々、また、ご遺族の方々にお悔やみ申し上げます。


さて、今回の大地震における被害をうけて発生している福島第一原発事故に関して、これは「未曾有」の出来事だったのでしょうか。



テレビやラジオなどのメディアでは大震災について「未曾有の震災…」と、よく使われているので混同しがちですが、混同してはならないと思います。



原発事故自体は未曾有ではないからです。



防げたはずの原発事故。



私は、某電力会社を批判するつもりはありません。


私は冷房が大好きです…、冷えたビールが大好きです…、部屋が暗いよりは明るくしたいです…等、この私の必要以上の利便性を欲した「欲」…。


子供を抱える私にとって、放射性物質におびえる生活を送っている中で、常々悔やむと同時に、原発の近くに住む方々を大変危険な目にあわせていることに大変申し訳なく思っております。


私自身の「欲」だけが今回の原発事故を起こしたまでとは考えにくいですが、少なからず、利便性や発展を追求してきた我が国の「欲」が原発を作り上げたと考えます。

そして、こんなにも危険なものが日本各地(沿岸部)にいくつもあり、我々の利便性の向上と同時に人類滅亡の危険性を少しでも高めているとの知識をもっていなかった私を悔やみます(それなりに危険だということは認識しておりましたが…)。


代替えのエネルギー技術の普及が進む昨今、原発技術の向上はもとより、日本国民や世界中の方々が「エネルギー」についての意識や、「それ」が引き起こす脅威の認識をし、「なにか」を変えていくべきではないでしょうか。


今までの私たちは人類史上、たった数十年の間で「発展」してきたと、ある意味での勘違いを起こしていたに過ぎず、実は「滅亡」に近付いていたのではないでしょうか。


まだまだ先になるかもしれませんが、この「未曾有」の震災を乗り切った暁には、私自身の行動も含め、世界中の人々の意識や行動を変えるべきかと私は考えます。


3/23時でのWeb記事です。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110323/dst11032319290049-n1.htm



水道水は乳児向けの厳しい基準 「1年間毎日飲んでもリスク低い」

2011.3.23 19:28

 東京23区全域と都内5市に出された「乳児は水道水の飲用を控えるように」との要請。どのようにとらえるべきなのか。

 「水道水に含まれた放射性物質の摂取制限は、カドミウムなどの環境汚染物質や食品添加物などと一緒のレベルで考えないほうがいい」と、長崎大大学院医歯薬学総合研究科の山下俊一教授は指摘する。

 一定レベル以上を摂取すれば、中毒や障害を起こすカドミウムなどに対し、放射性物質は、安全性のグレーゾーンが非常に大きく、より安全な数値を基準としているからだ。

 国立保健医療科学院の欅田(くぬぎた)尚樹生活環境部長は「成人が放射性ヨウ素1キロ当たり100ベクレルの水を1年間毎日1リットル飲んでも、甲状腺がん発症の生涯リスクが高くなる可能性は1万分の2上がるだけ。乳児の場合でも影響は少ない」という。

 厚生労働省が示している食品の摂取制限に関する暫定基準値では、放射性ヨウ素は飲料水と牛乳・乳製品1キロ当たり300ベクレル。しかし、1歳未満の乳児については、食品の安全基準などを定める政府間機関「コーデックス委員会」が定めた国際規格に基づき、成人より甲状腺がんなどのリスクが高く影響を受けやすいとして、基準を通常の300ベクレルよりも厳格化し、100ベクレルとしている。

 欅田部長によると、人が生涯、交通事故に遭うリスクは200人に1人。喫煙者が肺がんになるリスクは100人に2人。「リスクを数値化すると現状、水道水から検出されている放射性物質の数値は極めて低いといえる。冷静に対応する必要がある」と話す。

 厚労省は暫定基準値を超えた水道水について、(1)指標を超えるものは飲用を控える(2)生活用水としての利用には問題ない(3)代替となる飲料水がない場合には飲用しても差しつかえない−としている。



また、最近のニュースで気になることが二つ。



「〜は、直ちに影響の出る値ではない…」・・・いつ、どれくらいの量でどれくらい影響がでるのですか?半年後ですか?5年後ですか?20年後ですか?わからないんですか?



「〜の危険性のリスクは極めて低い…」・・・やっぱり、少しはあるんですか?



今、原発事故において、最前線で戦っている政府の方々、レスキュー隊や自衛隊の方々、某電力会社の方々やその関係者の方々には深く、深く、深く頭が下がります。


私は、2児の父親として、一家の主として、震災後、子供たちや家族守ることで必死でした。大げさに捉える方も中にはいるかもしれませんが、本当に必死でした。その気持ちは今でも変わっていません。おそらく5年後も10年後も20年後も30年後も変わることはないでしょう。


その、20年後、30年後に日本の国を背負っているのは今の子供たち世代だと思います。しかし、今最前線で、カメラの前で話している方々は、おそらく20年後、30年後には最前線には出てこないのではないでしょうか。


自分の子供を守ることの意味は、各人もっていることでしょう。



前述の記事中の、専門家の言葉で「・・・がん発症の生涯リスクが高くなる可能性は1万分の2上がるだけ。乳児の場合でも影響は少ない・・・」、といっておられています。知識の無さが、恐怖心や風評を煽ると思いますが、0歳と2歳を抱える私にとっては、その「10000分の2」の確立が非常に高く感じられました。諸説紛々だとは思いますが、私の少ない知識の中では「子供は余計な放射線は浴びない・余計な被爆は避けるに越したことはない」ということで結論づいています。



目に見えない敵から、自分の子供は自ら守るしかない…。



とはいえ、放射線から身を守るカプセル内に閉じこもって自給自足の生活を送ったり…など、社会生活から孤立するわけにはいかない…。



理想と現実のギャップがここにはあります。



しかし、その範囲の中で、常に万全を期して生活を送っていきたいと考えています。


私の住んでいる茨城県つくば市も、実家のある神奈川県も、地震の影響はもとより放射性物質の脅威や物資の不足など、いろいろな見かたのある中で、「被災」と呼ぶに及ばないのかもしれませんが、少なくとも通常の生活はおくれていないことは事実です。



命あっての普通の生活…、普通の生活あっての柔道や勉強…、柔道や勉強あっての命…。



この、私にとっての理想的な日常のサイクルを取り戻すことと、大小はあるけれど大小関係なく、今回いろいろな意味での被害・被災を受けた方々の、一日でも早いご復興を心から願っております。




こんな時こそ





「精力善用」「自他共栄」。



つくづく、心に響きます。